5 エンジンの破損について 法定点検の2ヶ月後、年末に、私は、帰省のため、230GEで、家族と熊本へと向かいました。 福岡都市高速を天神北インターから大宰府インターまで時速 70キロから80キロで走り、九州自動車 道に入り、約90キロで走りました。 私は、熊本へ帰るときは、途中、基山と広川のパーキングエリアで休むことにしています。 この日、基山パーキングエリアまでは、正常だったと思いますが、広川パーキングエリアに入る頃から、 少し本件車両に異音が聞こえるようになりました。 アクセルを踏んだその足先からカランカランと何か引っ掛かるような異音がしていたと思います。 私は何か接触が悪くなったのだろうと思い、広川パーキ ングエリアを出発しました。しかし異音はおさま らず、気になりました。予定した南関インターで高速道路を出ましたが、料金所で止まって窓を開けると、 もは やエンジンはバタバタと大きな音とあげており、明らかな異常を感じました。 そして、500メートルほど走ったところで、エンジンがメリメリメリと異常な音を発して、停止しました。 私はあわてて車を道路の左端へ寄せて止めました。私はJAFの救援要請をしました。
車両はJAF加盟の業者に預かってもらうことになり、その後、私たちは、熊本から親に迎えに来ても
らい、帰省しました。

6 本件車両の修理
年明けに、車両はヤナセに運ばれ、修理されることになりました。
ヤナセの担当者によれば、エンジンのシリンダーブロックを交換しなければならないとのこと で、ドイツ
本国から輸入することになりました。
原因は、シリンダーにエンジン冷却水が入り、ウォーターハンマー現象で、ピストンが破裂したというもの
でした。
修理代は、163万9619円でした。修理に5カ月を要しました。
この修理の過程で、この車両には、セダン車ベンツ230Eに載せられていたエンジンが乗せかえられて
いることが判明しました。
修理を終えて、この車両に乗って気がついたことは、エンジン音が修理前と違って実に静かであること
です。
コメントする