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2014年10月12日アーカイブ

裏切る理由.jpg

      直家 「この世のあらゆる謀略と裏切りは全てわしの耳に入ることになっておる。わしの

      知る限りそう織田の勢いが優っているとは思えんがな。」「西の方ばかり気にしておると

      背後を突かれるやも知れんぞ。まあせいぜい足をすくわれんよう用心するがよい。」

 

      宇喜多直家が動かず、毛利が兵を引いたため、官兵衛は、酒を届けて直家の機嫌をとり、

      直家の織田方への寝返りを促す。しかし、直家は意味深な言葉で断る。まもなく官兵衛に

      は人生最大の苦難が襲う。

見捨てられた城.jpg

      直家 「何を仰せか。それほど信用できぬというのであれば、今すぐここでそれがしをお

      切りください。 ただし言うておくが! わしを切れば、宇喜多はこれより毛利の敵となる。

      わしが戻らぬときは、すぐに毛利との戦支度を始めるよう家中に言いつけて参った。覚悟

      はおありか。あるなら今すぐわしを殺すがいい。」

      (吉川元春 「これではっきりしたな。あやつを信用することなど金輪際出来ぬわ。」)

      (小早川隆景「はい。いつ裏切ってもおかしくないでしょう。」)

      直家の人を食った態度としらじらしい嘘が見ごたえのシーン。

      直家は、表向き毛利に従い、腹の中では織田につき、毛利の進軍を阻止した。

引き裂かれた姉妹.jpg

直家 「この乱世を生き延びるのに汚ないもきれいもあるか。生き残った者が勝ち。そうであろう。ハッハッハ

    ッ。」

(官兵衛 「ここまで人をおぞましいと思ったことはない。宇喜多直家は化け物だ。乱世が生んだ化け物。」)

直家配下の上月景貞は、家臣の裏切りにより首をとられ、家臣は羽柴秀吉に降伏。これは驚くべき陰謀によ

る結果だった。陰謀を知らされた官兵衛は、直家に食ってかかるが、直家は笑ってはね返す。直家の方が、

一枚も二枚も役者が上だった。